ねじの種類,寸法,ボルト,ナット,タップ,インチ,管用,台形ネジ,加工等

 

めねじの谷の径/(めねじの)内径/有効径



ネジ用語において、”(1)ねじ基本”の分類の中で、”(b)基礎”に分類されている用語のうち、『めねじの谷の径』、『(めねじの)内径』、『有効径』のJIS規格における定義その他について。

一般に用いるネジ(ねじ)の”ネジ基本”及び”ネジ部品(座金・ピン・リベットを含む)”に関する主な用語として、ねじ用語(JIS B 0101)において、”(1)ねじ基本”の分類の中で、”(b)基礎”に分類されているネジ用語には、以下の、『めねじの谷の径』、『(めねじの)内径』、『有効径』などの用語が定義されています。

ねじ用語(JIS B 0101)
⇒【(1)ねじ基本 > (b)基礎 】


分類: ねじ用語 > (1)ねじ基本 > (b)基礎

番号: 1213

用語: めねじの谷の径(※1)

定義:
めねじの谷底に接する仮想的な円筒(又は円すい)の直径(付図1206のD)。

対応英語(参考):
major diameter of internal thread


分類: ねじ用語 > (1)ねじ基本 > (b)基礎

番号: 1214

用語: (めねじの)内径(※1)

定義:
めねじの山の頂に接する仮想的な円筒(又は円すい)の直径(付図1206のD1)。

対応英語(参考):
minor diameter of internal thread


分類: ねじ用語 > (1)ねじ基本 > (b)基礎

番号: 1215

用語: 有効径(※1)

定義:
ネジ溝の幅がネジ山の幅に等しくなるような仮想的な円筒(又は円すい)の直径。
この場合、ピッチ
(※2)が規定のピッチに等しいときは単独有効径(1414)に等しい(付図1206のd2、D2)。

対応英語(参考):


(※1)
めねじの谷の径、(めねじの)内径及び有効径の関係は以下の図を参照ください。
付図1206(ピッチの説明図)

(※2)
ピッチとは、ネジの軸線を含む断面において、互いに隣り合うネジ山の相対応する2点を軸線に平行に測った距離のことで、上の図のPで示される距離です。