基準のひっかかりの高さ/ひっかかり率
ネジ用語において、”(1)ねじ基本”の分類の中で、”(b)基礎”に分類されている用語のうち、『基準のひっかかりの高さ』、『ひっかかり率』のJIS規格における定義その他について。
一般に用いるネジ(ねじ)の”ネジ基本”及び”ネジ部品(座金・ピン・リベットを含む)”に関する主な用語として、ねじ用語(JIS B 0101)において、”(1)ねじ基本”の分類の中で、”(b)基礎”に分類されているネジ用語には、以下の、『基準のひっかかりの高さ』、『ひっかかり率』などの用語が定義されています。
ねじ用語(JIS B 0101)
⇒【(1)ねじ基本 > (b)基礎 】
分類: ねじ用語 > (1)ねじ基本 > (b)基礎
番号: 1234
用語: 基準のひっかかりの高さ
定義:
基準山形(※1)におけるひっかかりの高さ(付図1233)。
対応英語(参考):
basic thread overlap
分類: ねじ用語 > (1)ねじ基本 > (b)基礎
番号: 1235
用語: ひっかかり率
定義:
基準のひっかかり高さに対する、実体のひっかかり高さの百分率。
次の式で算出する(付図1233)。
ひっかかり率=(H1'/H1)×100(%)
ここで、
H1 : 基準のひっかかり高さ
H1' : 実体のひっかかり高さ
対応英語(参考):
percentage of thread engagement
付図1233 ひっかかりの高さ
(※1)
基準山形とは、ねじ山の実際の断面形を定めるための基準となる理論上のネジ山形状のことで、ユニファイ並目ねじ(JIS B 0206)及びユニファイ細目ねじ(JIS B 0208)の基準山形は、それぞれ以下の図の太い実線で表されます。
ユニファイ並目ねじの基準山形
ユニファイ細目ねじの基準山形
[ ネジ規格・用語 > 一般(ねじ基本),基礎 ]