ねじの種類,寸法,ボルト,ナット,タップ,インチ,管用,台形ネジ,加工等

 

アンダカット皿(頭)/アンダカット丸皿(頭)/トラス(頭)



ネジ用語において、”(2)ねじ部品”の分類の中で、”(b)頭の形”に分類されている用語のうち、『アンダカット皿(アンダカット皿頭)』、『アンダカット丸皿(アンダカット丸皿頭)』、『トラス(トラス頭)』のJIS規格における定義その他について。

一般に用いるネジ(ねじ)の”ネジ基本”及び”ネジ部品(座金・ピン・リベットを含む)”に関する主な用語として、ねじ用語(JIS B 0101)において、”(2)ねじ部品”の分類の中で、”(b)頭の形”に分類されているネジ用語には、以下の、『アンダカット皿(アンダカット皿頭)』、『アンダカット丸皿(アンダカット丸皿頭)』、『トラス(トラス頭)』などの用語が定義されています。

ねじ用語(JIS B 0101)
⇒【(2)ねじ部品 > (b)頭の形 】


分類: ねじ用語 > (2)ねじ部品 > (b)頭の形

番号: 2210

用語: アンダカット皿(頭)

定義:
皿頭のおねじ部品で、ねじ部長さを大きくするため、頭部座面側を切り取った皿頭(付図2210)。
付図2210 アンダカット皿頭(すりわり付きの例)
付図2210 アンダカット皿頭(すりわり付きの例)

対応英語(参考):
underecut countersunk head,
underecut flat head


分類: ねじ用語 > (2)ねじ部品 > (b)頭の形

番号: 2211

用語: アンダカット丸皿(頭)

定義:
丸皿頭のおねじ部品で、ねじ部長さを大きくするため、頭部座面側を切り取った丸皿頭(付図2211)。
付図2211 アンダカット丸皿頭(すりわり付きの例)
付図2211 アンダカット丸皿頭(すりわり付きの例)

対応英語(参考):
underecut raised countersunk head,
underecut oval head


分類: ねじ用語 > (2)ねじ部品 > (b)頭の形

番号: 2212

用語: トラス(頭)

定義:
小ねじ
(※1)に多く用いられるもので、丸頭より高さが低く、外径が大きい頭(付図2212)。
付図2212 トラス頭(すりわり付きの例)
付図2212 トラス頭(すりわり付きの例)

対応英語(参考):
mushroom head,
truss head


(※1)
小ねじとは、比較的軸径の小さい頭付きのネジで、ISO規格が定めている頭の形状には、チーズ、なべ、皿、丸皿の4種類があり、JISではこれらのほかトラス、バインド、丸、平、丸平などを定めています。
締付け手段の形として一般には、すりわり付き、十字穴付きなどがあります。
小ネジ関連のJIS規格には、以下などがあります。

JIS B 1101
すりわり付き小ねじ

JIS B 1107
ヘクサロビュラ穴付き小ねじ

JIS B 1111
十字穴付き小ねじ

JIS B 1116
精密機器用すりわり付き小ねじ

JIS B 1119
眼鏡枠用小ねじ及びナット

JIS B 1188
座金組込み十字穴付き小ねじ