バインド(バインド頭)/ブレジャ(ブレジャ頭)/角皿(角皿頭)
ネジ用語において、”(2)ねじ部品”の分類の中で、”(b)頭の形”に分類されている用語のうち、『バインド(バインド頭)』、『ブレジャ(ブレジャ頭)』、『角皿(角皿頭)』のJIS規格における定義その他について。
一般に用いるネジ(ねじ)の”ネジ基本”及び”ネジ部品(座金・ピン・リベットを含む)”に関する主な用語として、ねじ用語(JIS B 0101)において、”(2)ねじ部品”の分類の中で、”(b)頭の形”に分類されているネジ用語には、以下の、『バインド(バインド頭)』、『ブレジャ(ブレジャ頭)』、『角皿(角皿頭)』などの用語が定義されています。
ねじ用語(JIS B 0101)
⇒【(2)ねじ部品 > (b)頭の形 】
分類: ねじ用語 > (2)ねじ部品 > (b)頭の形
番号: 2213
用語: バインド(頭)
定義:
上面に丸みの付いた径の大きな頭(付図2213)。
電線などを締め付けるのに便利なように座面にくぼみがあるものもある。
付図2213 バインド頭(すりわり付きの例)
対応英語(参考):
binding head
分類: ねじ用語 > (2)ねじ部品 > (b)頭の形
番号: 2214
用語: ブレジャ(頭)
定義:
タッピンねじ(※1)(2409)に多く用いられ、丸頭とトラス頭との中間の形状の頭(付図2214)。
付図2214 ブレジャ頭(すりわり付きの例)
対応英語(参考):
brazier head
分類: ねじ用語 > (2)ねじ部品 > (b)頭の形
番号: 2215
用語: 角皿(頭)
定義:
座面が四角すいの頭(付図2215)。
付図2215 角皿頭
対応英語(参考):
countersunk square head
(※1)
タッピンねじとは、ネジ自身でネジ立てができるねじの総称です。
頭の形状には、ブレジャ頭の他にも、なべ、皿、丸皿、六角などがあります。
締付け手段の形として一般には、すりわり付き、十字穴付き、六角頭があります。
タッピンねじ関連のJIS規格には、以下などがあります。
JIS B 1007
タッピンねじのねじ部
JIS B 1054-4
耐食ステンレス鋼製締結用部品の機械的性質―第4部:タッピンねじ
JIS B 1055
タッピンねじ−機械的性質
JIS B 1059
タッピンねじのねじ山をもつドリルねじ−機械的性質及び性能
JIS B 1115
すりわり付きタッピンねじ
JIS B 1122
十字穴付きタッピンねじ
JIS B 1123
六角タッピンねじ
JIS B 1124
タッピンねじのねじ山をもつドリルねじ
JIS B 1125
ドリリングタッピンねじ
JIS B 1126
つば付き六角タッピンねじ
JIS B 1127
フランジ付き六角タッピンねじ
JIS B 1128
ヘクサロビュラ穴付きタッピンねじ
JIS B 1129
平座金組込みタッピンねじ