皿ボルト／角根丸頭ボルト／六角穴付きボルト
ネジ用語において、”（2）ねじ部品”の分類の中で、”（e）ボルト”に分類されている用語のうち、『皿ボルト』、『角根丸頭ボルト』、『六角穴付きボルト』のJIS規格における定義その他について。
一般に用いるネジ（ねじ）の”ネジ基本”及び”ネジ部品（座金・ピン・リベットを含む）”に関する主な用語として、ねじ用語（JIS B 0101）において、”（2）ねじ部品”の分類の中で、”（e）ボルト”に分類されているネジ用語には、以下の、『皿ボルト』、『角根丸頭ボルト』、『六角穴付きボルト』などの用語が定義されています。
ねじ用語（JIS B 0101）
⇒【（2）ねじ部品 > （e）ボルト 】
分類： ねじ用語 > （2）ねじ部品 > （e）ボルト
番号： 2504
用語： 皿ボルト（※1）
定義：
皿頭のボルトで、すりわり付き、キー付きなどの種類がある（JIS B 1179 参照、付図2504a 及び 付図2504b）。
付図2504a 皿ボルト（すりわり付きの例）
付図2504b 皿ボルト（キー付きの例）
対応英語（参考）：
flat head bolt
分類： ねじ用語 > （2）ねじ部品 > （e）ボルト
番号： 2505
用語： 角根丸頭ボルト（※2）
定義：
丸頭の付け根に、回り止めのための四角部をもつボルト（JIS B 1171 参照及び 付図2505）。
付図2505 角根丸頭ボルト
対応英語（参考）：
cup square neck bolt,
cup head square neck bolt
分類： ねじ用語 > （2）ねじ部品 > （e）ボルト
番号： 2506
用語： 六角穴付きボルト（※3）
定義：
六角穴付き頭のボルト（JIS B 1176 参照及び 付図2506）。
原則として、ナットと組まないで用いるのでネジという方が正しいが、六角穴付きボルトという名称が普及しているので、例外的にボルトとして取り扱う。
付図2506 六角穴付きボルト
対応英語（参考）：
hexagon socket head cap screw
（※1）
皿ボルトについては、以下のJIS規格があります。
JIS B 1179
皿ボルト
この規格では、一般に用いる鋼製の皿ボルト、ステンレス鋼製の皿ボルト及び黄銅製の皿ボルトについて規定されています。
皿ボルトの種類としては、すりわり付き皿ボルトと、キー付き皿ボルトの2種類が規定されています。
（※2）
角根丸頭ボルトについては、以下のJIS規格があります。
JIS B 1171
角根丸頭ボルト
この規格では、ねじの呼びがM6〜M20のもので、部品等級Bの角根丸頭ボルトの特性について規定されています。
（※3）
六角穴付きボルトについては、以下のJIS規格があります。
JIS B 1176
六角穴付きボルト
この規格では、六角穴付きボルトの特性について規定されています。
六角穴付きボルトのネジのピッチにおける種類には、並目ねじと細目ねじの2種類が規定されています。
