ねじの種類,寸法,ボルト,ナット,タップ,インチ,管用,台形ネジ,加工等

 

六角タッピンねじ/ドリリングタッピンねじ



ネジ用語において、”(2)ねじ部品”の分類の中で、”(d)ねじ”に分類されている用語のうち、『六角タッピンねじ』、『ドリリングタッピンねじ』のJIS規格における定義その他について。

一般に用いるネジ(ねじ)の”ネジ基本”及び”ネジ部品(座金・ピン・リベットを含む)”に関する主な用語として、ねじ用語(JIS B 0101)において、”(2)ねじ部品”の分類の中で、”(d)ねじ”に分類されているネジ用語には、以下の、『六角タッピンねじ』、『ドリリングタッピンねじ』などの用語が定義されています。

ねじ用語(JIS B 0101)
⇒【(2)ねじ部品 > (d)ねじ 】


分類: ねじ用語 > (2)ねじ部品 > (d)ねじ

番号: 2412

用語: 六角タッピンねじ(※1)

定義:
六角頭のタッピンねじ(JIS B 1123 参照及び 付図2412)。
付図2412 六角タッピンねじ(C形)
付図2412 六角タッピンねじ(C形)

対応英語(参考):
hexagon head tapping screw


分類: ねじ用語 > (2)ねじ部品 > (d)ねじ

番号: 2413

用語: ドリリングタッピンねじ(※2)

定義:
一般用のタッピンねじ(2410〜2412)が必要としている下穴なしで、ネジ自らが穴あけとねじ込み作用とを同時に行うことができるタッピンねじ(JIS B 1125 参照)。
頭部形状には、なべ、皿、丸皿、トランペット、つば付き六角、ウェハ及び小形皿があり、ねじ先の形状には、とがり先及び切り刃先がある。

対応英語(参考):
self drilling tapping screw


(※1)
六角タッピンねじについては、以下のJIS規格があります。

JIS B 1123
六角タッピンねじ

この規格では、一般に用いる鋼製の六角タッピンねじについて規定されています。
鋼タッピンねじの種類は、JIS B 1007(タッピンねじのねじ部)の本体に規定するねじ先の形状によって区分し、C形とF形の2種類が規定されています。

(※2)
ドリリングタッピンねじについては、以下のJIS規格があります。

JIS B 1125
ドリリングタッピンねじ

この規格では、一般に用いる鋼製ドリリングタッピンねじ及びマルテンサイト系ステンレス鋼製ドリリングタッピンねじについて規定されています。
ドリリングタッピンねじのねじ込み性は、規定された試験を行ったとき、ドリリングタッピンねじのねじ先端で穴をあけ、ドリリングタッピンねじ自体のネジ山がほとんど変形することなく、相手側にめねじを形成することができるものでなければならないように規定されています。