ねじの種類,寸法,ボルト,ナット,タップ,インチ,管用,台形ネジ,加工等

 

ピン/平行ピン/ダウエルピン



ネジ用語において、”(2)ねじ部品”の分類の中で、”(h)ピン”に分類されている用語のうち、『ピン』、『平行ピン』、『ダウエルピン』のJIS規格における定義その他について。

一般に用いるネジ(ねじ)の”ネジ基本”及び”ネジ部品(座金・ピン・リベットを含む)”に関する主な用語として、ねじ用語(JIS B 0101)において、”(2)ねじ部品”の分類の中で、”(h)ピン”に分類されているネジ用語には、以下の、『ピン』、『平行ピン』、『ダウエルピン』などの用語が定義されています。

ねじ用語(JIS B 0101)
⇒【(2)ねじ部品 > (h)ピン 】


分類: ねじ用語 > (2)ねじ部品 > (h)ピン

番号: 2801

用語: ピン

定義:
穴に差し込んで継手、位置決め、ネジの回り止めなどの目的に用いる棒状又は筒状の部品。
ピンには頭付きのものもある。

対応英語(参考):
pin


分類: ねじ用語 > (2)ねじ部品 > (h)ピン

番号: 2802

用語: 平行ピン(※1)

定義:
断面が円形で側面が円筒になっている頭なしのピン(JIS B 1354 参照)。

対応英語(参考):
parallel pin,
straight pin


分類: ねじ用語 > (2)ねじ部品 > (h)ピン

番号: 2803

用語: ダウエルピン(※2)

定義:
平行ピンの一種で焼入硬化をした精度の高いピン(付図2803)。
一般には、位置決めなどに用いるもので、JIS B 1355 では焼入焼戻しを施したものをA種、浸炭焼入焼戻しを施したものをB種として規定している。
A種とB種とを識別するため、端部の形状を変えている。
付図2803 ダウエルピン
付図2803 ダウエルピン

対応英語(参考):
dowel pin


(※1)
平行ピンについては、以下のJIS規格があります。

JIS B 1354
平行ピン

この規格では、一般に用いる鋼製平行ピン及びステンレス鋼製平行ピンについて規定されています。
平行ピンには、以下の3種類が規定されています。
・A種:一方が平面取り、他方が丸面取りの端部形状をしている。
・B種:両端とも平面取りの端部形状をしている。
・C種:両端とも面取りなしの端部形状をしている。

(※2)
ダウエルピンについては、、以下のJIS規格があります。

JIS B 1355
ダウエルピン

この規格では、主として位置決めに用いる鋼製のダウエルピンについて規定されています。